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せきや呼吸苦で来院される方が多く、検査をして喘息あるいはCOPDと診断することが多いです。しかし、喘息とCOPDはいずれも気道が狭くなる病気であり、鑑別に迷うことが有ります。特に喫煙歴があるご高齢の方は両者の鑑別が難しいです。
2014年COPDと喘息の国際委員会で喘息−COPDオーバーラップ症候群と呼ばれるようになりました。
COPDに喘息を合併している症例の比率は20から40%前後と言われています。
ACOSの診断のポイント
1)発症時期は比較的若年かもしくは40才以上での発症か
2)症状が発作的に起こるか日常的であるか
3)夜間や早朝に症状が強くなるか
4)ホコリや各種アレルゲンなどが引き金が関与しているか
5)喘息やアレルギーの家族歴があるか
6)X線検査で肺の膨張が強いかどうか
7)呼吸機能検査で気流閉塞の変化
8)喫煙歴があるか
これら気管支喘息の要素・COPDの両方の要素を複数持つ場合、総合的にACOSと診断します。
ACOSの治療
ACOSと診断されれば、吸入ステロイド薬(inhaled corticosteroid:ICS)/長時間作用性吸入β2刺激薬(long acting β2 agonist:LABA)を中心とした喘息治療に,長時間作用性吸入抗コリン薬(long acting muscarinicantagonist:LAMA)を上乗せします。最近は重症喘息にLAMAが保険適用となり,ACOS診断にこだわらなくても,コ ントロール不十分であればLAMAを追加できる状況になりました。

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