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■概念
他人の視線を浴びるなどの状況において、不安や恐怖を抱き、そのような状況を回避する。
その結果、動悸や発汗が出現し日常生活や社会生活に支障をきたす。

■疫学
アメリカにおいて
13.3%が罹患している。7.9%が過去1年環に罹患している。
40%しか医療機関を受診しない。
大うつ病、アルコール依存症に次いで多い。
海外においては
10代半ばから20代前半に発症する。
日本では300万人以上いるといわれている。

■分類
全般性:多くの社会的状況において、不安や恐怖を感じ、動悸などの症状が出現する。
非全般性:1つか2つの特定の状況において、症状が出現する。

■併存する精神障害
半数が大うつ病、アルコール依存症、パニック障害がある。
大うつ病を併発するのは35%以上

■日本の現状
社会不安障害に対する認識が低い。

■症状
認知的:自分を否定的に考える。
行動的:回避する
身体的:動悸、発汗、呼吸苦、吐き気、赤面、手の震えなど

診断
MINIで診断される。
質問項目のうち以下の4つすべてに該当すると、社会不安障害の可能性がある。
*人から見られたり、注目をあびると恐怖や不安を感じる
*その恐怖や不安は過剰であると思う
*それは、避けたり、我慢しなければならないほどの恐怖を感じる
*その恐怖により、通常の生活に支障を来し、苦痛を感じる

重症度評価
LSAS
不安や恐怖や回避の度合いを評価して、重症度を診断する。

■治療
1)薬物治療
SSRI
フルボキサミン (第一選択)
1年以上の投与が必要。
副作用:嘔気、悪心、口渇、眠気、めまい
     
クロナゼパム、ブロマゼパム
β遮断剤(動悸、震えに効果あり)

2)認知行動療法
認知の歪みの修正:思考記録法
曝露療法
社会的スキル訓練

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