気分障害(うつ病、躁鬱病)の患者は9年間で2.4倍に増加しており100万人といわれています。
女性は男性の1.6倍であり、年齢では30歳台が増加しています。
当院でもうつ病の方は30歳台の方が多いです。
30才台は職場のストレスが多く、家庭内においてもストレス(子育てなど)が多く、うつ病になる傾向が強いと思われます。
女性のうつ病としては、月経前症候群、産後鬱、更年期障害がありますが、女性の社会進出が増加している中、職場におけるストレス(ハラスメント)もうつ病の発病の原因となっています。
うつ病の治療は、薬の内服だけでは成功しません。考え方を変えるようにすること、環境(家庭、職場、学校など)を変えることも大事であります。うつ病は一人ではなく、様々な人の協力で治療してゆかないと治りません。一人で悩まないで診療所を受診して下さい。