社会不安障害の罹患率に男女の差はありません。発病は、10代半ばから20代前半が最も多いと言われています。アメリカで行われた調査によれば、発病年齢の平均は15歳とされています。 不安を持つ障害の中で、最も発病年齢が低いのが社会不安障害の特徴です。また、中年以降では、責任あるポストに就任し、プレゼンをしたりする機会が多くなり発病するケースもあります。発病のきっかけは不愉快な出来事(笑われたり、はじをかいたり)を契機に発症することが多いです。症状としては、顔が赤くほてる 、脈が速くなり、息苦しくなる 、汗をかく手足、全身、声の震えなどがあります。
原因は緊張すると交感神経の高まりによる身体の変化が生じやすい体質、家庭内の教育(しつけ)、刺激の強さを調節する脳内ホルモン(ドパミンとセロトニン)の働きの異常などです。また、社会不安障害は、うつ病、パニック障害、アルコール依存症などが併発し易いので注意が必要です。当院でも社会不安障害の方がいらっしゃいますが、現在は安定しております。お悩みの方はご連絡ください。