精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、近年大幅に増加しており、平成20年には323万人にのぼっています。生活習慣病の患者数は、がん(悪性新生物) 152万人、脳血管疾患 134万人、虚血性心疾患 81万人、糖尿病 237万人です。(2008年)。
背景には、職場におけるうつ病、統合失調症、不安障害、高齢者の認知症などの著しい増加です。
日本は豊になり、昔みたいに必死に生活する光景はなくなってきました。相手の気持ちを考えずに行動する人間が急激に増えた気がします。
全ての精神疾患の原因は、対人関係がきっかけであると思います。
相手の気持ちが分からない行動をすること、つまり、他人とのコミュニケーションが上手ではないという事だと思います。
精神疾患で来院される方とお話しをすると、ほとんどがコミュニケーションに問題があります。これは人間として発達、成長する段階で十分に学習できなかったためだと思います。