肝臓は、ウイルスの感染(肝臓病全体の約80%を占めています)やアルコールによるだけでなく、ほかにもいろいろな要因により活性酸素を大量に発生させやすい臓器として知られます。肝臓では、有害物質や薬物を各種の酵素によって解毒しますが、この時、酵素は活性酸素を生成して、有害物質や薬物を無毒なものにしているのですが、活性酸素が過剰に生成されやすいといえます。このように肝臓は活性酸素の温床であり、肝細胞が酸化により障害され、炎症を起こす危険性はきわめて高いといえます。活性酸素を消去するSODなどの酵素を持っていますし、肝臓にはすぐれた復元力があります。しかし、活性酸素消去酵素の分泌が中高年を過ぎる頃から減ってきて、その減少にともない活性酸素の障害も増大します。肝障害が、中高年期から増加する大きな原因のひとつがここにあります。胎盤には体内の赤ちゃんを酸化から守るという優れた抗酸化作用があり、プラセンタはこういったことからも肝障害に対して効果が期待できます。さまざまな肝臓疾患がありますが、肝硬変はなかなか進行を抑えるが困難ですが、プラセンタは肝硬変の改善にも効果を示すことがわかっています。しかも、肝機能障害のプラセンタ治療は健康保険が適応できます。 当院でも、肝硬変、ウイルス性肝炎の方にプラセンタを注射しており、効果を示しております。肝臓の病気でお困りの方は是非、ご連絡ください。