日本では、肺癌や大腸癌が増える傾向にあります。肺癌は、年間約6万人以上の患者さんが発生しています。また高齢になるほど確率が高くなります。しかも、肺癌は薬が効きにくいので死亡率が非常に高く、男性の死亡率の第1位です。最近、有名人が若くして肺癌で死亡していることがそれを証明しています。
肺癌の原因で最も影響が大きいのは喫煙で、男性肺癌の68%、女性肺癌の18%は、喫煙が原因と考えられています。
喫煙者が、肺癌になる割合は20%以下ですが、肺癌患者の90%は、喫煙者です。
肺癌の発生率は50歳以上で急激に増加し、喫煙開始年齢が若いほど、喫煙量が多いほど肺癌危険率は高いとされています。喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が、400を超えると肺癌の発生危険率が高くなります。
受動喫煙者は、非受動喫煙者に対して肺癌罹患危険率は、21〜26%増加します。また、喫煙指数が同じ場合には、女性のほうが肺癌になる危険性が高いです。これは、女性のほうが化学物質に反応しやすいからと言われています。
喫煙指数が400以上の方は、痰の細胞診とレントゲン検査をしましょう。
出来れば禁煙をしましょう。後で後悔しないためにも禁煙をしましょう。