日本は結核が多い
2013-06-25 01:04
寺尾クリニカ
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結核は今や忘れ去られた過去の病気と思われていますが、決してそうではありません。発熱、咳、痰、易疲労感(疲れやすい)、食欲不振、寝汗などの症状が知らぬ間に現れます。これらの症状は感冒(かぜ)とまったく同じですが、感冒とは違い、症状が長期間続きます。病院や診療所で処方された抗生剤などを内服しても2週間以上症状が続けば、肺結核症が疑われます。放置すると、血痰、息切れ、体重の減少も加わります。肺結核は空気感染(飛沫感染)なので、咳が続く期間が長ければ長いほど、そして痰の量が多ければ多いほど感染力が強くなります。最近は結核を知らない医療関係者(医師)が多く、診断が遅れることが多いです。さらに治療に関しては、多剤耐性の結核菌が増加しており、治療が非常に困難な症例が多く、亡くなることも少なくありません。
日本の結核の発症率は先進国に比較すると4倍高いです。ある意味で日本は後進国です。患者様も風邪症状が長引いたら、早く呼吸器専門医を受診する事が必要です。
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