昼間の眠気 頻回の中途覚醒、集中力の低下、睡眠時の呼吸の停止、大きな鼾(いびき)があるときは睡眠時無呼吸症候群が疑われます。
無呼吸・低呼吸指数が5以上かつ日中の過眠などの症候を伴うときを睡眠時無呼吸症候群とします。
睡眠時無呼吸症候群は、次の3種類があります。1)閉塞性睡眠時無呼吸症候群 : 睡眠中の筋弛緩により舌根部や軟口蓋が下がり気道を閉塞することが主な原因であり肥満の方に多い。 2)中枢性睡眠時無呼吸症候群 : 脳血管障害・重症心不全などによる呼吸中枢の障害で呼吸運動が消失するのが原因であり高齢者に多い。3)混合性睡眠時無呼吸症候群 :両者が混ざったもの。
この病気の重要なところは、高血圧、不整脈、虚血性心疾患、脳血管障害、糖尿病などを引き起こし突然死に陥ることが多いということです。
日本人は、骨格上、睡眠時無呼吸症候群になりやすいので肥満でなくとも注意が必要です。当院でも16人の患者様がいらっしゃいますが、半数以上が肥満ではありません。
上記の症状がある方は、是非ご相談にいらして下さい。治療により、必ず症状は改善します。