胎盤は、胎児の発育のためには必要不可欠な組織で、胎児への栄養補給のために豊富な栄養素が胎盤に集中し、貯えられています。
また栄養素以外にも「成長因子」と呼ばれる細胞の分裂を適切にコントロールする成分も含まれています。
胎盤からこれらの有効成分を抽出した「プラセンタ抽出物」が「プラセンタ」として総称されています。
胎盤治療は体のいろいろな臓器に働き下記に示すような効果があります。
<薬理作用>
基礎代謝向上作用、血行促進作用、造血作用、疲労回復作用、血圧調節 作用、自律神経調節作用、内分泌調節作用、免疫賦活作用、活性酸素除去作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、食欲増進作用、乳汁分泌促進作用、精神安定作用、解毒機能、
<具体的な効果>
・肌がきれいになる。きめ細かく、潤い、張りのある肌になる
・シワが浅くなる
・シミが薄くなる
・発毛促進効果がある
・肝機能(肝炎)が改善される(保険適応)
・更年期障害による不定愁訴が改善される(保険適応)
・胃潰瘍、胃炎が改善される
・アレルギー反応(アトピー性皮膚炎、喘息)が改善する。
・神経痛、リウマチ、ぎっくり腰、寝ちがい等の痛みが軽減される
・免疫力を高める
・活性酸素を除去し、酸化を防ぎ老化を防ぐ
・精神的ストレスを軽減する
<副作用>
注射部位の発赤。全身倦怠感。下痢。発熱。発疹。
<安全性>
加熱処理をしているので安全である。
ウイルス、細菌に対する感染防止策があります。
当院では、皮下注射のみを行います。
静脈注射は禁忌となっています。
<料金>
皮下注射:1アンプル 2000円、2アンプル 3000円
<頻度>
更年期障害の場合は、保健の適応であり、週に2−3回を1月間でその後、2週間に1 度皮下注射を行います。
肝機能障害の場合は、特に決まりはありませんが、週に1−2回の頻度で皮下注射を行います。
他の疾患に関しては自費にて、週に1回皮下注射を行います。
なお、患者様の都合、病状などにより注射回数、投与量は変ます。
<効果ある症例>
B型肝炎、C型肝炎、アトピー性皮膚炎、更年期障害の方には特に効果があります。
肝炎の方はウイルスの量が低下しており、肝臓の機能が改善しています。
*プラセンタは美容上で注目されていますが、本来は病気を治す為の治療薬です。