基本的に薬には副作用がつきものです。
ですから医師や薬剤師からの情報は大切です。
ネット販売では、薬の副作用や飲み合わせについての情報は不十分です。
外来で患者さんに副作用のことについて、尋ねてもほとんどの方は理解していません。
しかも、皆さん20−60歳台の方です。
この様な現状で、ネット販売しても危険です。
多くの方は反対のようです。
たとえば、解熱。鎮痛剤のロキソニンについてです。
消化性潰瘍のある方、血小板機能障害のある方、重篤な肝障害のある方、重篤な腎障害のある患者、重篤な心機能不全のある方、アスピリン喘息、妊娠末期の方などは注意が必要です。
飲み合わせについても、ある抗生剤と一緒に服用すると痙攣が起きることが有ります。
これから、インフルエンザが流行しますが、インフルエンザの時には解熱剤としてはアセトアミノフェンのみが解熱剤として承認されており、他の解熱剤(ロキソニンなど)を服用するとショック状態を引き起こすことがあります。坐薬は速効性がありもっと危険です。
このような事は、一般の方はご存じないと思います。
この様な現状で、ネット販売するのは危険です。
特定の会社の利益のために、国民の命が犠牲になってはなりません。
便利よりも国民の命が優先です。