インフルエンザの流行が激しくなってきました。
都道府県別では、大阪府が最も多く、次いで東京都、神奈川県、静岡県、兵庫県に多く発症しています。今年は、5年前に新型インフルエンザとして流行したH1N1型のウイルスが、急速に増えています。H1N1型ウイルスは、高齢者については感染しにくく、A香港型に比べ重症化するリスクが低いとされています。
逆に2009年の大流行時に、免疫のない40代や50代の比較的若い世代の間で重症化する人が多くみられ、重症化のリスクが高いとされています。
特に、糖尿病、喘息、癌や免疫が低下しているなどの人、妊娠中の女性、幼い子どもなども重症化のリスクが高いので注意が必要です。
インフルエンザを軽く見てはいけません。
当院では、インフルエンザに罹る方の多くが、ワクチンをしていません。しかも、発症してから3−4日たってから来院する方も多いです。この様な方がいるから、インフルエンザが流行するのです。自分だけではなく、他人の事も考えて行動してください。