最近は季節の変わり目のためか喘息発作で来院される方が増えています。驚くことに、他の病院に通院しているにもかかわらず発作が止まらず来院される方がいます。よくお聞きすると薬、特に吸入薬の使い方を医師が正しく指導していないことです。
予防投与するものを発作時に使用するように指導していました。驚きました。患者さんが可哀想ですね。危険です。
また、発作が起きたら来院するように指導する医師もいます。
やはり、喘息は専門医を受診しましょう。喘息は死に至る病気です、甘くみると危険です。私も、今まで喘息死を何人か経験してきました。入院して何時間後亡くなった方、外来で呼吸苦が起こり植物人間になり亡くなった方といろいろです。
治療の中心は、吸入です。これを定期的に吸入すれば、発作は少ないと思います。喘息の原因は1年中いつでもどこにもあります。ほこり、ダニ、花粉、ストレス、気温の変化、排気ガス、黄砂など我々の身の回りにあるものが原因になります。ですから常に予防が必要です。