本日、胸の痛み、咳、胸の違和感で来院された方がいました。
患者さんは先週、針治療を受け、その後いろいろな症状が出現しました。
その症状を針治療の病院に話してもあまり対応してもらえず、本日、当院に来院されました。
予想はしていたのですが、レントゲンで明らかに気胸が見つかりました。
幸いなことに軽傷でしたので、観察することにしました。
これは、治療に用いた針が肺の外側の胸膜に穴をあけたので、胸腔というスペースに空気はいり、肺が虚脱してしまったのです。重症になると、命を落とすことにもなります。
私は、このような症例は何度も経験しています。
くれぐれも、針治療には注意してください。