微生物の感染により気管支粘膜に炎症が起こり、痰を伴う咳がみられる状態を一般的に気管支炎といいます。気管支炎の病態は微生物の感染のほかに、喫煙、大気汚染、あるいは喘息などのアレルギーによっても起こります。最近、マイコプラズマによる気管支炎がかなり流行しています(この10年で一番流行しています)。発熱後の激しい咳はマイコプラズマ気管支炎が疑われます。治療は、抗生剤がすべて効くわけではありません。診断は血液検査とレントゲンです。先日も激しい咳の方が来院され、検査の結果、マイコプラズマ気管支炎と診断しました。咳のすべてが感冒ではありません。治療が遅れると、入院するようになり、しかも他の人にも感染します。やはり、呼吸器科を受診することが必要です。