最近、適応障害の方が多く来院しています。
適応障害は、ストレスにより、日常生活や社会生活、職業・学業的機能において著しい障害がおき、一般的な社会生活が送れなくなるストレス障害であります。ストレスが本人の処理能力を超え、ストレスに対して脆弱(ぜいじゃく)である時に、生じる心理的な機能不全であります。適応障害の発症に関しては、個人要因が大きな役割を果たしているが、ストレスがなければこの状態は起こらなかったと考えられることが、この病気の基本的な概念です。
従って、本人の治療と並行して、原因となる状況の改善が必要であります。
症状としては 、不安、抑うつなどの情緒的な症状のほか、不眠、食欲不振、全身倦怠感、易疲労感、ストレス性胃炎、頭痛、吐き気などの身体的症状が自覚症状として現れます。軽度のうつ病と区別がつきにくい。また、放置しているとうつ病になることがあります。性格が真面目で忍耐強い人ほどかかりやすいです。
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