興味ある研究結果が発表されましたので、お読みください。
米国・ハーバード大学のFrank Hu博士らがArchives of Internal Medicine 2012年3月12日オンライン版に発表した研究で、米国人は肉類の摂取量が多くなるほど寿命が短くなることが明らかになりました。
調査期間中に男女合計23,926人が死亡し、死因は5,910人が心疾患、9,464人ががんによるものでした。肉類の消費と死亡リスクとの関係をデータに基づき分析した結果、1日あたり85g消費量が増加すると、心疾患による死亡リスクが赤身肉で18%、加工肉で21%、ほど増加し、がんの死亡リスクが赤身肉で10%、加工肉で16%増加していました。別の視点から分析すると、1日あたり42.5g肉(ホットドッグ1本分相当)の消費量を減らしていれば、男性の9.3%、女性の7.6%の死が予防できた計算になりました。
この結果から博士らは、今回の研究データから、赤身の肉類を魚や鳥、豆や全粒粉、低脂肪乳製品に置き換えるだけで、7%から19%も死亡リスクが低下すると予測できるので、米国人は赤身の肉類の消費をできるだけ上記のような健康な食品に変えていくことが望ましいといえるとしています。
やはり、日本食(魚、味噌汁など)がいいと思いますね。