米国では、研究者の予想を上回る勢いで人格障害が増加していることが、精神医学誌「Journal of Clinical Psychiatry 」7月号に掲載された研究で明らかになった。それによると成人7人にほぼ1人、すなわち成人人口の15%にあたる3100万人が何らかの人格障害に罹患しており、最も多かったのが強迫性人格障害であり、成人1640万人(成人人口の約8%)が罹患していた。このほか、妄想性人格障害が900万人以上(同4.4%)、反社会性人格障害がほぼ800万人(3.6%)、統合失調症質人格障害が650万人(3.1%)、回避性人格障害がほぼ500万人(2.4%)、演技性人格障害が約400万人(1.8%)、依存性人格障害が100万人(0.5%)であり、複数の人格障害を有する人もみられた。
日本においても、総人口比1から2%、予備軍も含めると現在300万人近い人達が疑われており、増加傾向にあります、当院においても今までにいろいろなタイプの人格障害の方が来院されています。お話をきくと家庭環境がよくないことが多く、家庭環境が人格障害に非常に関係していると思われます。さらに、ストレス社会においては人格障害に陥りやすいと思います。また、現在はほかの人とコミュニケーションをとる際に携帯電話のメールやパソコンを用いて、面と向かって話すことをしない、することができない。やはり、子供のころから、他人と色々な経験をして(喜んだり、泣いたり、怒ったり)、他人に対する思いやりを持ち心を豊かにすることが大切だと思います。そして親は自分の子供を責任を持って自立出来るように愛情を持って育てることが大切です。そうすれば、子供は親に感謝をすると思います。
このような家庭においては、素晴らしい人格が形成され人格が障害されなくなると思います。