最近、大腸癌になる方が多く、亡くなる方も多いです。
大腸癌リスクを減らす要因としては、運動による予防効果が確実とされています。
特にデスクワークなどで運動不足になりがちな人は、日常の中で体を動かすことが大切です。
日本人の大腸がんは、この50年間で約6倍〜約7倍にも増えています。大腸癌が急増している1番の理由は、食生活の変化です。
高脂肪・高蛋白質の食事が増え、食物繊維の多い野菜類をあまり食べなくなったためです。
腸内には、善玉菌と悪玉菌があります。
肉類などの蛋白質は、悪玉菌の栄養源になります。
食物繊維は善玉菌の栄養源になります。また食物繊維そのものが、悪玉菌のつくる有毒物質を体の外に排出する働きをもっています。
善玉菌のひとつビフィズス菌は、オリゴ糖を栄養源にしています。
オリゴ糖は、胃や腸で消化されずに大腸までいくので、効率よくビフィズス菌を増やすことができます。
オリゴ糖を多く含む食品には、大豆、ゴボウ、アスパラガス、タマネギ、牛乳、バナナなどがあります。
肉類を控えめにし、食物繊維やオリゴ糖を多く含む食べ物を積極的にとるようにすると、腸内環境が改善され大腸癌が予防されます。
大腸癌は早期発見による治癒率が高く、大腸癌検診を受けることで死亡率が低下することが示されています。
40歳を過ぎたら大腸癌検診を年1回受けましょう。