病気の治療は､医師と患者さんとの信頼関係によって成り立つと思います｡
病気については､医師の持つ専門的な知識と経験に加え､患者さんの治そうとする気持ちと努力が必要です｡
しかし､現在は､ﾈｯﾄを見れば医学情報が､一般の人にも手に入れることが出来ます｡
このような情報はすべてが正しいとは限りません｡患者さんが自分の経験から得られた情報を書いてありますので注意が必要です｡
当院では､内科（呼吸器､ｱﾚﾙｷﾞｰなど）領域においては､あまりありませんが､ﾒﾝﾀﾙ領域に関しては､ﾈｯﾄからの情報や友人からの情報を私に強要したり､患者さんのためのいろいろな助言を無視したり､言い訳ばかり言って受け入れない患者さんがいます｡また､病気のせいにして､行動を起こさないで何もしない患者さんもいます｡この様な患者さんの治療には限界を感じます｡やはり､すべての病気は､薬だけではなおりません｡患者さんが本気で病気を治そうとしなければ､治らないと思います｡特に､ﾒﾝﾀﾙ領域においては､薬だけではなく､患者さん自身が自分の考えを修正することが非常に大切です｡