光トポグラフィー検査(NIRS)は、脳の血流を調べて精神疾患を鑑別する検査手法のことを言います。
具体的には、「うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症、正常」のどれかを鑑別する検査です。
先週、この検査を行い、躁うつ病あるいは注意欠陥多動障害と診断された方が、来院されました。
成長歴と現在の状態などの問診と心理検査を行ったところ、躁うつ病および注意欠陥多動障害ではありませんでした。
患者さんは現在の職場環境に不安を感じて、気持ちが落ち込んでおり、脳の血流が低下していたと思います。
ご本人は、納得されて帰宅されました。
この検査はあくまでも補助検査です。
現在は、この検査は保険がききますが、患者さんは自費で検査を行い、治療も自費ということでした。
この検査を受ける時は、十分に考慮して行ってください。