インフルエンザは、予防のためのワクチン接種があり、タミフルなどの治療薬もありますが、
子どもや高齢者を中心に多くの方が亡くなっています。
厚生労働省の人口動態統計によると2018年にインフルエンザで亡くなった人は3325人で、1日平均で死者54人であります。
1957年の「アジアかぜ」によるピーク7735人から、1970年代までインフルエンザ死亡者数は、
減少傾向をたどり、1980年代〜90年代前半は、1000人以下の少ないレベルでした。
ところが1990年代後半から、増加する年が目立つようになり、2010年以降は、増勢の傾向にあります。
死亡者の8割以上は65歳以上の高齢者であり、コロナウイルス感染症と同様であります。
現在、米国ではインフルエンザの流行が深刻化しており、米疫病対策センターの推計では、
今シーズンで2月1日までに死者は1万2000人に達し、患者数は4500万人以上であります。
日本もコロナウイルスだけでなく、インフルエンザウイルスにも今後、注意しなければならないと思います。