英国株は、ウイルスのタンパク質の501番目のアミノ酸がN(アスパラギン)からY(チロシン)に変化したN501Y変異があり、スパイクタンパク質が人の細胞と結合しやすくなります。
南アフリカ株とブラジル株は、484番目のアミノ酸がE(グルタミン酸)からK(リシン)に変化したE484K変異とN501Y変異を併せ持つ。この変異はワクチンの有効率を減少させる可能性があります。
この他にも、フィリピン株、カリフォルニア株など変異株は増加しています。
変異株が生まれる理由は、新型コロナウイルスが人の細胞に入り込み、遺伝物質のRNAをコピーさせて増殖する過程の中で、一定の割合でコピーミスを起こし変異株は生まれます。
今後、さらにこのコピーミスによりさらに変異株の種類が増加して、人類にとって厳しい状況が起きる可能性があると考えます。