興味ある報告がありましたのでお読みください。
米国・ハーバード大学医学部の研究-チームが、2012年7月18日付けPLoS One に発表した研究で、職務ストレスや仕事の不安定さにさらされている女性は、そうではない女性に比べて、心血管系疾患発症リスクが高いことが明らかになりました。
研究チームは、職業関連ストレスと心血管系疾患のリスクに関して、女性を対象にした長期的影響を分析した研究が、ほとんど存在していなかったことから、10年間継続して22.086人の有職女性(平均年齢57歳)の職務ストレス、仕事の不安定さのストレスと心血管疾患の発症に関するデータを収集し、分析しました。
調査対象の女性において、10年間の間に心筋梗塞170例、虚血性発作163例、冠血行再建440例が発症し、52人が心血管疾患で亡くなりました。
データを分析した結果、職務で求められる要求水準が高い一方で、自分では職務内容や仕事量をコントロール出来ないという高い職務ストレスに晒されていた女性は、そうではない女性(要求水準が低く仕事を自分でコントロール可能なため職務ストレスが少ない)と比べて、38%も心血管疾患発症リスクが高いことがわかりました。
ストレスのない人生、社会、仕事はないとおもいますが、ストレスをいかに受け入れ、それに対していかに対応するかだと思います。