国立感染症研究所の報告」によると、43都道府県では前週の報告数よりも増加し、4都道府県では前週の報告数よりも減少した。
この1週間に、全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約74.2万人となり、前週の推計値(約63.5万人)よりも増加した。
年齢別では、0〜4歳が約7.6万人、5〜9歳が約19.5万人、10〜14歳が約16.1万人、15〜19歳が約7.4万人、20代が約4.3万人、30代が約5.9万人、40代が約6.2万人、50代が約3.4万人、60代が約2.1万人、70歳以上が約1.6万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約502.5万人となった。
インフルエンザに感染した患者は増加傾向にあることが明確です。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は197か所(42都道府県)で、注意報レベルを超えている区域は257か所(46都道府県)であった。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院患者数は647例であり、前週(550例)から増加した。
47都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(23例)、1〜4歳(107例)、5〜9歳(134例)、10代(70例)、20代(6例)、30代(13例)、40代(17例)、50代(24例)、60代(37例)、70代(88例)、80歳以上(128例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第42週〜2023年第46週)ではAH3亜型が145件(56%)、AH1pdm09が114件(44%)、B型が0例(0%)の順であった。