現在、東京都ではコロナが発病している方が多いです。当院でも2週間に8人がコロナに感染していました。東京都によりますと、助産師会によるコロナに感染した妊婦の健康観察は先月が10件でしたが、今月は22日までですでに1720件と3倍以上に上っています。
新型コロナ感染妊婦の早産率は11.8%であり、感染のない妊婦の早産率 8.7%に比べて高くなりました。
妊婦が呼吸器感染症にかかった場合には、妊娠していない時に比べ、特に妊娠後期において重症化する可能性があります。高年齢での妊娠、肥満、高血圧、糖尿病などが新型コロナ感染症の重症化のリスク因子であるという報告もあり、このような背景を持つ妊婦の方は、特に感染予防に注意してください。コロナ感染は甘く見ていると不幸なことに繋がります。